山の歩き方と対策とトレーニング方法
30kgの荷物を担いで、100~150kmの山道を寝ずに歩いていた実体験をもとに、今回の文章を書いているので、間違った知識もあるので、これが全て正しいと思わず、自己判断が出来る方のみ、読んでください
歩けなくなる要因として
・ケガ
・体力の低下
・筋疲労
大きく分けるとこの3つ
ただ、最初に書いてあるケガは、他2つが原因で起こる事故の産物だと思っているので、今回は【体力の低下】【筋疲労】 この2つについて書きたいと思います。
・体力の低下を防ぐために
基本的に、人はエネルギーが尽きると動けなくなります
車と一緒ですw
体力の低下を防ぐためには、カロリーを摂取し続けることが重要です。
食べながら歩いて、休憩するたびに何かを食べる
これをし続けると、極端な話、バテることがなくなり、歩き続けることが出来ます。
疲れがピークに達すると、食べるのすらしんどくなるので、日ごろから、自分が何が食べやすいのか、好きなのかと自分自身を知るというのは、めっちゃ重要です。
私の行動食は
日ごろから食べてて好きっていう要素が大きいです
のどが渇くので、私みたいにすごい好きって意外あまりお勧めしません
そこそこカロリーが高くて、チョコレートよりも食べやすくてお勧めです
はちみつやオリゴ糖なんかでもよいかと思います
この辺も好みです
山入りする際は、必ず持って行った行動食の1つです
今日は、そんな話です
21.03.13に更新していますので、一度読んだ人も読み返してくれると嬉しいです
筋疲労ってなんじゃらほい
筋疲労ってなにって話ですが
筋肉は、伸縮を繰り返して、力を発揮しますが、動かす為には、特定のエネルギーを必要とします。
動かし続けると、そのエネルギーが枯渇し、筋肉を動かす力が弱くなります
この状態が体全体で起こると、動きが鈍くなったり、集中力がなくなったりします。
これが俗に言う「シャリバテ」と呼ばれる原理だと思います。
最初に書いた通り、こういう状態で活動し続けると、事故が多くなるので、「無理な時は無理」と判断する能力も必要です。
シャリバテの状態で、動き続けるとどうなるのか
些細なことでイライラするようになります
ペットボトルの水なんかが移動する音や
装具の擦れ等々で、イライラするようになります。
集中力がなくなる
小さいことでイライラするようになるので、今までできていたことが
できなくなります
つまづいたり、引っかかったり
1つ1つの動作が遅くなります
寒気がするようになる
外気温が高いのに、寒気がするようになります
私は、一度100km以上歩く行軍を、行動食を食べず
必要最低限の食料で歩くと決めた時に、実際に起きた症状です
カルパスを食べた時に、ポカポカと体が温かくなったのを、今でも覚えています
これ等の出来事は、段階的ではありますが、仕事でも
同じことが言えるのではないのでしょうか
体力低下で動けなくなるというのを防ぐためのトレーニング
エネルギーの貯蓄
私は、身長175cmに対して、元々の体重が58kg
そこから、筋トレを始めて、今は70kg
脂肪分もありますが、12kgの増量は、かなり大きいです。
目標体重が80kgでしたが、75kgを超えた時点で、走るのがしんどくなってき たので、そこから減量し、今は70~73kgに落ち着いたというのが、正確な情報になります。
ポイントは、ただ太ると動けなくなるので、筋トレをしながら太る
「私、食べても太らない」っていう人がいますが、目標を達成するためには、まず食べましょう。私は、一日5食を2年間続けて、ここまで来ました。
ラックサックマーチ
これは、軍隊が重量物を担いで歩く行軍訓練の1つです。
といってもやり方は簡単です。
20kgくらいの重量をザックに入れて歩くだけ
これだけです。
ポイントは、荷物は1つのものだけで20kgを稼ぐのではなく、いつも使ってる荷物+αで20kgの荷物を作ると良いです。
私は、普段20kgで歩いていて、現役時は25kgでやってました。
この時、雑誌に書いてあるような荷物の積み方をするのも良いですし、歩きやすくて、使いやすい積み方を考えるのも良いと思います。
ラックサックマーチのやり方
ウォーキングをする
時間は、かかりますが、初歩的なトレーニングです。
坂道や歩道橋を歩てみるのも効果的です
雨が降った時なんかは、家の階段を往復するだけでも◎
いつもより、早めに歩いてみる
この時、荷物を少し軽くして、歩いてみるとわかるのですが
結構きついです
インソールは、薄いものにしてみる
トレーニング時は、足の裏を鍛えるために
薄いインソールで、やってみるのもありだと思います
私は、駐屯地内に芝生のエリアがあったので、裸足で歩いてた時もありました
効果が高いトレーニング
階段の早歩きが一番きつかったです
ふくらはぎとふとももに、来ます
効果が高い分、精神的負担が大きいです
筋力アップよりも、精神的に鍛えてる意味合いの方が強いかもしれません
バテににくい歩き方
坂道は、歩幅を小さくするなど
トレッキングポールをどう使うって色々ありますが
基本は 一定リズムで歩く これが大事です